岡山大学医学部第二内科
1991 年 80 巻 7 号 p. 1132-1133
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過敏性肺臓炎41例中,家族内発症例が4家系8例(19.5%)と高頻度に認められた.原因となる吸入抗原は同一環境に複数存在する可能性があり,症例により強く感作されている抗原の種類には差が認められた.一方,発症しない同居家族では,吸入抗原に対する抗体産生の亢進を認めなかった.以上より,過敏性肺臓炎発症には原因抗原による環境の汚染に加え,吸入抗原に対する免疫応答能亢進の遺伝的素因の存在が考えられた.
日本内科学会会誌
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