日本内科学会雑誌
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14.狂犬病
高山 直秀
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2004 年 93 巻 11 号 p. 2382-2387

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抄録

狂犬病はラブドウイルス科リッサウイルス属の狂犬病ウイルスによって引き起こされる代表的な人獣共通感染症であり,独特の臨床像とほぼ100%の致命率のために昔から恐れられてきた.日本では1957年以降狂犬病の発生はないが,今なお多くの国々で多数の狂犬病犠牲者が発生している.狂犬病危険動物に咬まれたなら,ただちに狂犬病ワクチン接種による狂犬病曝露後発病予防を受けることが狂犬病死を免れる唯一の方法である.

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