日本水産学会誌
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カンパチ仔魚の生残,成長,摂餌および鰾の開腔に及ぼす光周期と水温の影響
平田 喜郎浜崎 活幸今井 彰彦照屋 和久岩崎 隆志浜田 和久虫明 敬一
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2009 年 75 巻 6 号 p. 995-1003

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抄録

光周期と水温がカンパチ仔魚の生残,成長,摂餌および鰾の開腔に及ぼす影響を調べた。仔魚を明期(L):暗期(D)の時間が 0L: 24D, 12L: 12D, 18L: 6D, 24L: 0D の条件で,また水温が 22,24,26,28°C の条件で,500 L 水槽を用いて 8~14 日齢まで飼育した。その結果,仔魚は暗黒下では摂餌・成長せず,8 日齢で全滅した。日長(12~24 時間明期)と水温は仔魚の摂餌と開腔率に影響しなかったが,生残と成長は 18 時間明期で,生残は 22°C で最良であった。

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© 2009 公益社団法人 日本水産学会
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