臨床神経学
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原著
日本人特発性レストレスレッグス症候群の臨床的特徴
久米 明人久米 英明
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2010 年 50 巻 6 号 p. 385-392

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抄録

目的:日本人特発性レストレスレッグス症候群(RLS)の特徴を明らかにすること.方法:国際RLS研究グループ診断基準と治療アルゴリズムにしたがってRLSの診断と治療をおこない検討した.結果:RLS症状を訴える151例のうち113例が特発性RLS,16例が二次性RLSと診断,22例がRLSから除外された.特発性RLSは平均50.1(SD 20.0)歳,63%が女性,31%に家族歴,85%は下腿に異常感覚を有し,81%に不眠,49%は日常生活に71%は気分に影響あり,ドパミン製剤により73%が改善,33%で寛解をみた.結論:日本人特発性RLSの臨床的特徴は欧米の報告と一致した.

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© 2010 日本神経学会
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